レディースを中心にオンラインショップの成長は右肩上がり

メンズはもちろん、最近は特にレディースのオンラインショップが好調です。店舗と比較すると購入比率差は10％ほど高く、今後も強化していきたい領域として捉えています。

しかし成長の過程ではいい事ばかりではなく、当然クリアすべき課題も出てきます。その課題の一つにブラウスやカットソーの領域で購入後サイズが合わない、という理由で返品される商品が多くなっていた時期がありました。

ご期待頂いて購入されたお客様にとっては手間や送料が負担になり、返品対応など運営側としてもポジティブではないコミュニケーションが増える為、どうにかして解決したいと考えていた所に、アパレルECサイト向けサイズレコメンドエンジンのunisizeを知る機会があり、導入する事を決めました。

徹底的に考え抜いたお客様目線での設計

unisizeを導入しようと決めた理由は大きく2つです。実際にお客様が洋服の部位を測ってサイズデータを打ち込む、というサービスもありましたが、ユーザーの視点に立って使い方を想定してみた時にサイズを測る手間や、通勤など移動中に購入をする際にそのプロセスはどうしても現実的にイメージができませんでした。

一方、unisizeに関しては、使い方が非常に簡易で、購入をしようと思ったその時にユーザーが持っている情報でお勧めサイズがわかる、という安心感がありました。今持っている洋服のブランドや自身の身体情報を入れるだけならば、負担なくサイズの悩みを解決してくれるであろうという感覚が1点目の理由です。

また、導入をする際システムの変更をする必要がなかった事が2点目の理由でした。タグの埋設と我々が保持している洋服データをサーバーにアップする、この2ステップで利用できるという事は運用担当者には負荷なく利用できる仕様でした。

毎週連続で返品率が下がり、目に見えて効果を実感

unisize導入後のブラウスやカットソーの返品率は約50％の削減、購入率も導入前と後では10%の改善、更にお客様の購入単価も7〜8％程改善する事ができました。 毎週、品種別返品率をチェックしているのですが、上記のように目に見えて数字が改善していきました。特にカットソーに関しては何週も連続で効果が表れ、社内でも評価されています。

今期実績予測ですが、昨年対比のレディースのブラウスとカットソーの売り上げは約150%増、そこにunisizeが一役買っていると思います。

unisizeを導入してからの返品ですがunisize経由の購入数が約5,500点に対してサイズ理由による返品は2点のみとサイズの悩みを大幅に圧縮する事に成功致しました。

ＡＯＫＩインターネット通販事業が担う役割と見据える未来

アパレル業界が東京に集中している状況の中、日本全国で570店舗を展開しているＡＯＫＩとしては実店舗の売上だけでなく通販でお客様に購入して頂くことで、実店舗を支えていける役目を担っているのではないかと思っています。通販を1店舗として捉えた際、通販事業は、実店舗よりも人数を少なく運営できることもメリットとして捉えています。

その中でＡＯＫＩのビジネスウェア専門店としてのこれまでの地位、安心感、販売スキルの強みをECサイトでも活かしていきたいと思っています。シャツや小物は購入しやすくてもスーツの購入には抵抗がある方が多くいらっしゃる中で「ＡＯＫＩだから信頼できる」と思って頂きECサイトで購入して頂けるようＡＯＫＩの強みを際立たせていきたいと考えています。

実店舗での機会ロスだけでなく、お店に行かれない方にも買い物を楽しんでもらえるように、もっとユーザーに使いやすいサイトにしたいと思っています。

より多くのお客様に利用して頂けるブランドを目指して

ＡＯＫＩでは、幅広いお客様にご満足頂けるような商品展開をしておりますが、ECサイトにおいて現状は、スーツ画像を並べるとどうしても黒、紺、グレーなど、全て一緒に見えてしまうところが悩みであり、今後はもっとシルエットやデザインをECサイトでもわかりやすくしていきたいと思っています。

将来的には、過去に購入したサイズスペックと比較できるようにするだけではなく、実店舗のように過去に購入したものと、トータルコーディネートや、お客様に合わせたおすすめコーディネートまで紹介できるようにしていきたいと考えています。 今後も若い人からご年配の方まで幅広い世代にご利用しやすいブランドでいたいと思っています。

＜本サービスに関するお問い合わせ＞

■社 名： 株式会社メイキップ

■電話番号 ： 03-6265-3465

■メール ： inquiry@makip.co.jp

■本サービス詳細 unisize（ユニサイズ）：https://cl.unisize.makip.co.jp/