株式会社ジャパンイマジネーション


オムニチャネル推進室


室長 小林 達 様

女性層に絶大な知名度を誇る「セシルマクビー(CECIL McBEE)」を筆頭に、複数のブランドを展開する株式会社ジャパンイマジネーション オムニチャネル推進室 室長 小林 達様に今後の展望をお伺いしました。

顧客の年齢層の広がりに合わせブランドを変化させる

弊社の展開するブランドの中でもセシルマクビーは特に知名度が高く、長年に渡って多くのファンの方に支えていただいております。そのため10代、20代といった若い世代向けブランドというイメージが強いかと思いますが、実はブランド立ち上げ当初から気に入って買っていただいている30代層のファンが多くを占めています。店舗によっても顧客層の傾向は違い、ヤング向けのファッションビル店舗では若いお客様が多いですが、駅ビルや郊外型モール店舗では30代が多くを占めております。また、ECサイトでも30代層の方が多くを占めている為、幅広い顧客層のニーズにお応えできるよう、流行りを取り入れたデザインだけにとどまらず、定番のアイテムも数多く展開しています。複数のブランドを展開しておりますが、細分化されたユーザーニーズに応えられるようブランドごとに特徴を持たせることを念頭にブランドコンセプトを明確に切り分けて、構成を変えて広げております。

ニーズの変化に合わせた新たな取り組み

ファストファッションブランドが展開している低価格かつ多品種商品が好まれるトレンドを見ていると、ブランドイメージだけではファンを獲得しづらい時代になりました。ユーザーニーズは、ブランドに対してファンがつく時代ではなくなり、コトやヒトといった別の付加価値を好むようになってきていると感じています。この変化に対応していくため2019年の9月からインフルエンサーを軸としたブランドをEC限定のD2Cモデルで新たにスタートしていく予定です。さらに一定の生産数が入れば生産するオーダー制を取り入れています。オーダーシステムにすることによって、在庫が余ることもなく無駄がない構造を生み出せると考えています。9月から始まるブランドは12万人ほどフォロワーがいるインスタグラマーの方と立ち上げ予定で25~30代をターゲットとしています。

整理し簡素化された情報提供が重要になってきたEC

以前とは違いECでできることが大幅に増えました。逆に言うと、重要でない情報も多く掲載できてしまう環境になってきていると感じています。洋服の良さを伝えていくために、より整理し簡素化していくことが重要になってきていると考えています。EC上で購入するにあたって、ユーザー目線で見た時にサイズ周りは重要なポイントであると感じていたため、unisizeを導入いたしました。導入してからの利用率も20%と徐々に増えてきており、着用感がわかることは、新規の方だけでなくリピータ―の方にとっても便利な機能だなと思っています。現在ワンサイズアイテムが中心ですが、展開サイズが増えるアイテムもあるので、その際の販売訴求のポイントにもなっていると感じています。

ファッションと共に楽しめる空間づくりを

業界全体の傾向としてECへの比重が高まってきている一方で、デジタルを取り入れた店舗づくりが進んできています。実物を見てから購入したいと思っているお客様も多くいらっしゃる中で、実店舗とECといった垣根なくファッションに触れていただける環境づくりが進んでいくと考えています。また、エンターテイメントとして楽しめないとユーザーが集まらない時代になってきていると感じており、ファッション全体がライフスタイル化していかなくてはいけない転換期だとも思っています。例えばファッションだけを買いに行く、飲食だけをしにいくという区切られた空間から、なんでも買える空間サービスが求められてくる時代が来ると思っております。現状、アパレルと飲食店を一緒に提供しているブランドもあり、食事のオーダーを待っている間にふらっと買い物ができるようになってきています。様々な垣根を越えて、一つの空間内でいかに楽しんでいただけるかは今後も考えて取り組んでいきたいと思っています。

<本サービスに関するお問い合わせ>

■社 名: 株式会社メイキップ

■電話番号 : 03-6265-3465

■メール : inquiry@makip.co.jp

■本サービス詳細 unisize(ユニサイズ):https://service.unisize.makip.co.jp


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