株式会社ストライプインターナショナル

EC本部本部長

中谷 宏之様

EC本部

貝瀬 潤様

株式会社ストライプインターナショナル EC本部本部長 中谷 宏之様、EC本部 貝瀬 潤様に今後の展望をお伺いしました。

■「ライフスタイル&テクノロジー」を掲げ、お客様の人生に寄り添う

 株式会社ストライプインターナショナルは、「ライフスタイル&テクノロジー」を事業領域として掲げ、あらゆる年代に向けたアプローチを行い、人生に寄り添うことをモットーに展開してきました。これは他のアパレル企業にはない側面であり、先導できていると感じています。弊社の強みは何といっても実店舗数で、全国に約800店舗を構えています。店舗数に伴い店舗スタッフの貢献力は大きく、現在でも店舗を第一優先で考えているため売上の割合も多くを占めています。一方で現在ではECでも事業体を広げてきて、プロパー商材が増えたことはもちろん、アウトレットやサブスクの導入で多様なニーズに応えるサービスを揃えられるようになってきました。それでもまだデジタル面では未熟な点もあり、強化する余地があります。
 弊社には、EC限定やD2C向けを含めると約20のブランドがあり、年代や性別、テイストを問わず広く展開しています。新しいブランドがスタートする際は、トップダウンの時もありますが、各メンバーがやりたいことを企画してスタートすることもあります。主力ブランドはearth music&ecologyのほか、AMERICAN HOLIC、Green Parks、Maison de FLEURなども最近は伸びてきています。特に最近ですとGreen Parksは好調です。

■今後の課題は自社ECの強化とクロスユーザーの拡大

 自社EC『STRIPE CLUB』(旧『CROSS COLLECTION』)の取り組みは、2013年10月から開始しました。また、ほぼ同時期から並行して他社モールにも展開しています。当初は他社モールの売上が高かったのですが、自社ECも次第に上がってきています。世の中の流れ的にも自社ECを強化しようという動きがあり、メンバーで頑張っているところです。
 自社ECを強化する理由として最も大きいのが、他社ECでどれだけ売れようとも顧客化するのが非常に難しいという点です。お客様の趣味嗜好やどこで買い物しているかなどを含む顧客データがほとんど得られず、アプローチしたくても弊社主導で動くことができません。コロナや時代の影響もあって強みでもある店舗のお客様が減ってきているため、変化が必要だと感じています。全国の店舗で得られたデータとECのデータを互いに上手く活用し、顧客育成していく必要性を感じています。
 また、今来ていただいているお客様をどうやって相互送客していくかも考えていかないといけません。お客様に新たにECを体験いただくことはかなり難しい取り組みです。弊社の場合、店舗でのみ購入する方が非常に多く、店舗とECの両方を使用しているクロスユーザーがまだまだ少ない状況です。店舗が多いことによる弊害もないとは言い切れませんが、クロスユーザーの拡大は大きな課題でもあります。

■ サイズ課題解消だけでなくデータを活用できるunisize導入でEC顧客体験が向上

 弊社の自社ECは単なる物販サイトに留まり、商品を並べるだけになっていたため、改善が必要でした。また、店舗とECが別物として動いていたため、店舗での体験を自社ECに反映できていなかった点を改善したいと思い、サービス拡充を進めてきました。そうした背景からスタッフコーデやブログなどを導入してきましたが、なかでも一番インパクトが大きかったのがunisizeです。
 顧客体験を向上させ、店舗と同等のサービスにしていきたいという考えのもと、サイズの課題に活かせるツールを検討したことがきっかけです。他社サービスの情報とも比較していましたが、正直、unisizeしかないと思いました。unisizeを導入した決め手は、大手ECが導入していたことはもちろんですが、サイズ課題を解消するだけのツールではなく、参考になるデータをご提供いただけるところでした。メイキップ社は、お客様がただ買いやすいようにするためのツールを提供しているだけではなく、アパレル企業側、販売者側のことも考えている会社なのだという印象が強かったです。unisizeの効果も良く、利用率・リフトアップ率も高いため、本当に導入して良かったと思っています。データ分析ができるunisizeの管理画面「unisizeDX」も非常に見やすく、利用状況を確認するだけに留まらないところがとても魅力的です。

■ ブランドの魅力を伝えるコンテンツでEC化率アップを狙う

 今までは大幅な値引き施策を主としてきたところがあるので、まずはそこを変えていきたいと思っています。そのためにも適切な価格と有益な情報をお客様にお届けし、弊社のブランドを好きになっていただけるようなコンテンツの拡充と情報発信というのは重要な要素となります。お客様に寄り添い、結果として販売基盤の強化、クロスユーザーの拡大も目指してまいります。
 過去の勝ちパターンを引き摺ってしまい、かなりのスピードで動いていく業界のなかで取り残されつつあると感じているので、必要なモノ・コトを考えるアンテナは常に意識しています。当たり前のことを当たり前にやるだけですが、そのためにできるところはまだたくさんあると思っているので、さまざまなツールを利用するなど、打てる策をしっかりと整えていきたいと考えています。

<本サービスに関するお問い合わせ>

■社 名: 株式会社メイキップ

■電話番号 : 03-6265-3465

■メール : inquiry@makip.co.jp

■本サービス詳細 unisize(ユニサイズ):https://service.unisize.makip.co.jp


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